診断士の声
和田眞由美さん
“わかってくれた”が信頼につながる。HRパーソナル診断で築く支援のカタチ
- 簡単に自己紹介と現在の活動についてお話しください。
- 私は新潟に在住しています、和田眞由美と申します。よろしくお願いいたします。現在、公的機関で勤務しながら、コーチングやキャリアコンサルタントの資格を活かして、セミナーなどを通じて人の支援に携わっています。
- コーチングやカウンセリングでは、1対1の相談業務が中心ですか?
- そうですね。コーチングは1対1ですが、コミュニケーションのセミナーなども実施しており、そこから個別支援につながることもあります。
- コーチングを学ぼうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?
- 最初、講師の勉強をしようと思っていた時に、カリキュラムの中にコーチングが含まれていたんです。また、ある方から『あなたにはコーチング力が足りない』というフィードバックをいただいたことが学ぶきっかけでした。学んでいくうちに、自分自身の向き合い方も変わり、コーチングももっと広めていきたいと思うようになりました。
- HRパーソナル診断に出会ったきっかけは?
- 最初はイベントでお試し診断をしたのがきっかけでした。診断をやってみたら、自分の中でモヤモヤしていたものがパッと晴れるような結果が出ており、すごく納得感を得たという気持ちになりました。これはすごい!と思い、自己理解のツールとして活用したいと思うようになり、資格を取りました。
- モヤモヤしていた時の結果を共有いただくことは可能でしょうか?
- 夫が転勤族で、いろんなところで仕事をしてきましたが、振り返ると人の支援に携わる仕事が多く、人の話を聴くことが得意と思い込んでいた部分がありました。1対1は大丈夫ですが、集団や長時間グループで話をすると、自分らしくなくなってくる感覚があり、その理由がわからなかったんです。自分でも「おかしいな」と思っていたのですが、診断結果を見た時、“交流性”のスコアがとても低くて、それで納得がいきました。自分が自分のことをちょっと誤解していたなと初めて気づきました。人と関わるのが好き、人の話を聴くのが好きという看板を背負っていただけで、もっと自分らしくやった方が無理なくお互いに良い関係性が築けるのではないかということに気づかせてもらえましたね。
(診断結果を見たときの衝撃って、結構ありますよね。)
本当にそうでした。「なんだろう、なんだろう?」みたいな感じでしたが、明確になりました。見た目じゃわからないことを、診断で「なるほど」と納得することもあります。人当たりのいい感じでも、私と似たようなグラフの方もいらっしゃるので、やっぱり見た目じゃわからないなって思います。 - 実際に診断を使ってみて、クライアントさんの感想や変化はありましたか?
- はい。診断をもとに会話すると、可視化されていて説明しやすいこともありますし、話がスムーズになるんです。『なんでわかるんですか?』って驚かれることも多いですし、本音を引き出すきっかけにもなっています。コーチングやコミュニケーションセミナーの中で、個別支援をするときは、必ずこの診断を活用しています。クライアントさんを事前に理解することができますし、クライアントさん自身も自己理解に繋がり、相互理解が深まるツールとして本当にありがたいです。クライアントさん自身の納得感にもすごく影響されていると思います。
- 印象に残っているクライアントさんとのエピソードなどあれば教えてください。
- そうですね。以前、あまり心を開かない方がいて、どういうふうに接したらいいかわからなくても、事前に診断結果が分かっていることで少しずつ信頼関係を築いていきました。営業をされている方でしたので、仕事につながるようにコーチングでサポートさせていただいていましたら、後日『大きな契約が取れたのでお礼が言いたくて』と連絡をいただいたんです。これまで接していた時は、そんな話を全然されなかったので、私自身、そんなにお役に立てた実感がなかっただけに、本当に嬉しかった出来事でした。
- どんな人にこの診断を使ってほしいと感じますか?
- そうですね。セミナーに来られる方は、やはり課題をもって来られる方もいらっしゃいますし、自分に自信がない人、自分の強みがわからない人にこそ届けたいですね。診断を通して強みや伸ばしたい部分が見えてきますし、具体的に話をしながら、一緒にやっていこうと今後の行動につながるように話ができればいいですね。いろんな方に使えますし、この診断がなくなったら、逆に私が困るなと思うほどなので、すごく役に立っています。
- 今後はどのような展開を考えていらっしゃいますか?
- 今は個別に使うことが多いのですが、法人向けにも展開を広げたいと思っています。パーソナル診断もどんどん進化して、グループやチームでどのようにすればいいのか、関係性も分析できるようになりましたので、企業の方に提案したところ、気に入っていただいて取り入れてみようという話になっています。全員ではありませんが、2部署ほどで診断を実施していただき、全体の研修と管理職の方に部下との接し方をお伝えできるような内容を提案させていただいています。実際に受けてもらって良さを感じていただいているので、上司の方に伝えてくださり活用していこうという話になっています。
自分のやりたいことなので、どんどん広がっていったら嬉しいですね。
- 眞由美さんのように実践してくださる方が増えることで、自己理解だけでなくチームの関係性もより良くなると思います。本日はありがとうございました。